サンディエゴの住まいーシェアハウス編ー
以前、ホームステイ編を書いて、だいぶ間が空いてしまったのですが、
かくかくしかじかあった後、サンディエゴ(特にUCSD)で留学サポート業をなさっている日本人女性から、シェアハウスを紹介してもらいました。
なんと、前回のステイ先から車で3分というご近所さん!引っ越しも楽々でした。
結論から話してしまうと、こちらも2ヶ月で退去。またもや運が無かったとしか言えません。苦笑。
実は先日、「私も●●にホームステイ先の斡旋を頼もうと思っていたんですが、怖くなって辞めようかと考えています」みたいなメールをいただいたんですが、
こればっかりは運なので、斡旋業者や仲介業者のせいでは無いんです。
ほら、食べログでも「なんでこの店がこんなに評価高いの?」(逆もまたしかり)とかあるじゃないですか。(ちなみにこちらでの食べログ=yelpです)
個人によって、味覚も違えば、評価の観点も違う。
ホームステイも同じようなもんです。
やっぱり詰まるところ、ヒト対ヒトなので、相性に左右されますし、食事の合う・合わないだって、あるわけです。
だから、私がババを引いたのも、別に彼らの責任でも無いし、むしろ他の人にとってはババでもないかもしれません。
ただ、私の中で、
- 清潔であること
- No アリ!!!!!!(※サンディエゴは家の中にアリが出ます…)
だけは絶対に譲れなかったのです。
なので、どうかこの観点で話を聞いてくださいね。
さて。
日本人女性に2万円(日本円)を銀行振り込みし、月$650のシェアハウスに無事、移り込みました。(シェアハウスなので、ご飯はついてきません)
4ベッドルーム/2バスルームなのですが、マスターベッドルームにバスルームがくっついていたので、それぞれ個室はあるものの、1つのバスルームを3人で共有していました。(こういう形態をprivate bedroom/ share bathroomと言います)
私以外のルームメイトは、ベトナム人の女の子とサウジアラビア人の男の子でした。私の部屋が一番狭くて、シングルベッド。他の2人の部屋は、クィーンサイズはあったかと記憶しています。
いやー、最悪でした。本当に。
ま、色々勉強になりましたけどね。笑。
まずはお家。
なんと、こちらもアリが大量発生。
入居時には居ないって言ってたのに!嘘つき!!
しかも、サウジアラビア人(金持ち)とベトナム人(金持ち)が家にお手伝いさんが常駐しているようなボンボンとお嬢で、
掃除をするってことを知らなかった
んですね。お陰で、
バスルームはどこの毛だかも分からない縮れ毛だらけ
トイレが激汚い(イスラム流のトイレの使い方をするので、トイレがびっしゃびしゃ)
シンクに食べ終わったお皿をそのまま放置(アリもそこに向かって大行進!)
料理はするけど、後片付けしないから、コンロが油でぎっとぎと!!
という状態。オーナーに掃除前・掃除後のbefore and afterを送りつけて、なんとか彼らに言ってくれ!と言っても、ほっとんど効果が無く。いくら私が掃除しても、すぐに汚されるので、私も最後には「私はあんたらの召使いじゃない!」と諦めました。
しかもですね…私、レイシストでは無いんですが、愚痴らせてください。
私、このシェアハウスで、サウジアラビザ人とベトナム人とは、うまくやっていけないな…と完全に自信を喪失しました。泣。
彼らとの間に、
-
文化
-
宗教
-
共産主義・民主主義
という絶対に超えられない壁があると痛感しました。
例えば、イスラム教って富めるものが貧しい者に与えて当然という教典なので、なんとビックリ(とてもザックリですが)
人のものを勝手にとっていきます。
私の場合、冷蔵庫に入れていたバナナや食料を勝手に食べられました。しかも、「ありがとう」とか食べる前に一言、「もらうね」とかも無いんですね。
典型的な日本人の私は、こんな時に文句が言えません。
というか、バナナ一本で騒ぐのも面倒くさい
とか思っちゃうんですね。
とはいえ、せめて、一言言ってくれれば、せめて一言ありがとうぐらい言えば良いじゃん…と心の中で沸々と思う→なんかそんな風に思う自分もケチ臭くて嫌だ…というunhealthyな状態に。
しかし、そんな私の心情を彼は一切汲むことも無く、どんどんエスカレート!!
イスラムの人にありがちな傾向ではあるんですが、一度味を占めると、
もっとくれ!もっとくれ!!
ということになるのです。「遠慮」って言葉がアラビア語の辞書には無いらしい…。
その後、私は対応策として、せっせとバナナ一本一本に名前を書き、ベーコン等の肉は豚肉に切り替えたに至ります。
彼ら、イスラムの教え上、豚肉は食べられないですからね。
あと、これは彼の個人的な性格もあるんですが、とにかく触ってこようとするので、もうそれもNGでした。
以前もチラッと触れましたが、厳格なイスラムの国で育ってきた彼ら。
自由の国、アメリカに来た途端に弾け飛ぶ奴も少なくありません。ま、彼はその典型例だったなぁと思います。(もちろん、真面目な子もいます。)
ベトナム人の女の子は、本人曰く「隣国に旅行すると、誘拐の危険があるぐらいの超お嬢様」だったんですが、お嬢様気質が災いして「ありがとう」を絶対に言わないんです。最初は、そんなもんかなぁと思って、付き合っていたんですが、やっぱり、そういう人って一緒に居て疲れるので、私も次第と距離を置くように。
その後、クラスメイトに「お礼言わないって失礼だね」と直球で言われたようで、かなり凹んでました。直球で言っちゃうクラスメイトも凄いけど…。苦笑。どこの国でも「ありがとう」は基本です!
しかも、彼女、料理をしたら料理しっぱなし…という有様で、とにかく「お片づけ」とかそういうことを全くしない…。(鶏肉も触ったことが無いらしく、ゴム手袋して料理してたのは、かなりの衝撃だった。)
うーん、モテないよ…それだと…。
そして、彼女、料理の際に、私の砂糖を勝手に使っていたようなのですが、あるとき、ちゃんとシーリングしてくれなかったようで、アリが大量にうじゃうじゃ…
ぎゃーーー!!!
あー…今思い出しても吐き気がする…。
この出来事が、もうこの家、さっさと出よう…と決心させてくれました。
実は、途中、サウジアラビア人の彼が1ヶ月実家に帰省しており、元々彼の思いやりの無い行動に堪忍袋の尾が切れかかってたオーナーが「帰ってきたら追い出す!!」と息巻いていたんですが、あれ?帰ってきても全然そんな気配無いぞ、と。
で、ある日、オーナーに聞いてみたら、「実は彼から学期が終わるまで待ってくれって言われて、それまで待つことにしたの。ね。分かるでしょう?」的なことを言われました。(つまり、その時点であと丸っと3ヶ月は我慢しろと。)
もうその時の絶望感は、口では表せないです。
この時が私の次の引っ越しの2週間前。
で、1週間前にノーティスし、引っ越したに至ります。笑。
このノーティスの時は、前回の反省を活かして、ダーリンに相談し、ダーリンがメールを作ってくれ、一切揉めませんでした!!さすが!!笑。
もちろん、ダーリンのメールも素晴らしかったんだと思うんですが、この件においては、オーナーも強く出れない理由があったんだろうなと思います。
引っ越し直前にベトナム人の女の子から聞いたんですが、実は、私が入居した2週間ほど前に、一気に2人の人間が入れ替わったようなんです。
1人は留学期間を終えて…だったのですが、もう1人は日本人女性だったそうで、
この日本人女性はこのサウジアラビア人のせいで転居していました。
具体的には、騒音、そして深夜にコイツに起こされるという…。このサウジアラビア人、パーティー遊びをするのは良いんですが、いつも夜中に帰ってきて、しかも鍵を忘れて帰ってくるんです…。
その度に、この女性に連絡して、鍵を開けていてもらっていたようです。
それ…聞いてなかったんですけど。
いや、事前に聞いてたら、そんなルームメイトが居る家、絶対住まなかったよ!
というわけで、オーナーがこのトラブルを仲介者の女性に隠していた可能性もあります…。オーナーだって、商売ですからね。仲介してくれた女性には「私はこのオーナーを信頼しています!」と言い切られてただけに…未だにうーん…な気持ちです。
この女性にステイ先を紹介してもらって、大満足!なステイ先に当たった学生も数人知っているので、まぁ、私は運がなかったんだろうな…と。泣。
最後に。
繰り返しになりますが、私は、仲介業者、斡旋業者の話をしているのではありません。だって、一概に言えないですもん。例えば、私の住んでいたシェアハウスも、ルームメイトが変わればがらっと雰囲気も変わるわけです。(アリの発生に関しては、残念ながら変わらないでしょうけど)
私がこうやって自分の体験を書いているのは、ホームステイ・シェアハウスでこういうリスクが起こりえるということを知って欲しいからです。
知っている・知らないでは、その後の対応が大きく変わっていきます。
どれだけ早くその自体に反応出来るかも変わります。
だから、知って欲しいんです。
知った上で、自分の目で見て、考えて欲しいです。
さて。その後の私はと言うと、Craigslistと言う、何でもありサイトから自力でルームメイトを探し、今に至ります。
これについては長くなりそうなので、また次回。
ばいっ!!