<OPT>無給のインターンシップって、本当のところどうなのよ?
ブログのトップでも自己紹介していますが、私はUCSD(カリフォルニア大学サンディエゴ校)のExtension(エクステンション)でELIの10週間プログラムを取り、ビジネスマネジメントプログラムと言われる9ヶ月間のプログラムを受講しています。
※厳密に言うと、ビジネスマネジメントの受講生はUCSDの生徒ではなく、UCSD Extensionの生徒ということになるのですが、ここでは面倒くさいので、UCSDと表記することにします。
色々なサイトがUCSDのビジネスマネジメントとは何ぞ?という記事を紹介しているので、ここでは簡単に説明すると
- マーケティング
- ファイナンス
- コマース
- HR
の4種類の中から自分の専攻を選んで、週4-5日の授業を受けます。
1Qは体系的なこと(自分の専攻以外のことも幅広く学びます。例えば、ビジネス法律とかね)を学び、2Qは120時間のインターンシップと授業、3Qはまた座学に戻るーというプログラムです。
ほとんどの生徒がOPTというビザの取得を狙って、このプログラムを取っています。OPTっていうのは、簡単に言うと、こっちで職探しが出来る期限付きのビザです。(その後、ワーキングビザの取得をサポートしてくれる企業を自分で見つける必要があります。)
プログラムの話は、この辺にしておいて。
で、このOPTビザを申請するには、120時間のインターンシップを完了させないと行けません。
そして、このインターンシップは「無給」です。
まず、ビジネスマネジメントの生徒が一番気になるのが、
インターンシップ先が決まらなかったらどうしよう
ということだと思いますが、結論から言うと、
心配いりません。
UCSD側がリストを用意してくれていますし、最悪の場合は、UCSD Extensionの講師の職場に送り込まれることになると思うので、「私だけインターンシップ先が見つからなかった…」ということは無いと思います。
このインターンシップ先を選ぶのも、実は重要で、
- 120時間のrequirementを満たすだけに働くのか
- ビザのサポートまでしてくれる企業を探すのか
で、だいぶ変わってきます。後者の企業を探すのは非常に難しいです。また、UCSD側が紹介してくれるのは、ほぼビザサポートの無い企業です。
私は、プログラムの終了後に、即日本に帰る予定なので、前者に該当する企業を自分で探し出して、応募しましたが、本気でこちらで働きたい人は、後者のチャンスも絶対に当たった方が良いと思います。
さて。タイトルの話に戻るのですが。
私、最初から
無給のインターンシップってどうなんだろう?
と思っていました。
というのも、学生時代、大手のR社、浜松が本社のY社、神戸に本社がある外資P社、それからテレビのF局などなどでインターンしてたんですよね。
我ながら、よく働いたなぁと思います。苦笑。
その時に学生ながら感じたのが、
有給のインターンシップの質ってすごく良い
ということでした。
というのも、企業側も青田買いしようとしているので、本気で仕事をたたき込んでくれますし、現場の仕事を見せてくれたんですよ。外資のR社のインターンシップには、未だに感謝しているぐらいです。
私は無給のインターンシップはR社だけでしたが、それでもこのインターンシップは、採用面接の際に、効力があったのでそれなりの見返りはあったなと思ってます。
でも、それ以外の無給インターンシップの話を聞いていると、
無給のインターンシップって、要は使い捨て
だと思いました。
恐らく、これは国が変わっても同じだろう…と。
なので、鼻からインターンシップには期待していませんでした。
で、結論ですが、
はっきり言って、その通り
だと思いました。苦笑。
要は
- 人が雇えないような会社
- 「留学生=英語に難あり」でさえ、使いたい
そういう会社が無給のインターンシップを募集するワケです。
現時点で、給与を払って人が雇えないわけですから、そもそもビザサポートなんて望めません。
ついでに言うと、「留学生=英語に難あり」でさえ、使いたいということは、留学生ができる仕事というのは簡単な仕事に限られます。
ビジネスマネジメントプログラムは最低2年の職務経験を要件としているので、少なくとも就労経験がある人には、このインターンシップは物足りないだろうなぁと思います。
私は、そもそも期待していなかったので、不満というよりも、「やっぱりね」という感じなのですが、周りのクラスメイトの話を聞いていても、
つまらない
とか
120時間を終えて、早く辞めたい
とか言う声をよく聞きます。
とにかくビザの申請に必要なrequirementは120時間なので、その後働き続けるも辞めるも自由です。中には、120時間を超えても、経験のためとかそういった意味合いで、その企業で働き続ける子も多いです。企業にとっては、良いカモだなーって思いますけどね。ビザのサポートっていう餌も無いのに働いてくれるんですから…。
私が、インターンシップ先を見限ったのは、
「競合他社に比べて、自社のサービスの強みって何ですか?どうやってマネタイズしているんですか?」
とCEOに聞いたところ、
うーん、俺もわかんない
と言われた時でした。あ、こりゃダメだなと。笑。
その後、改善点とかもプレゼンもしてみたんですが、刺さってはいるものの、如何せん動かない…。
私からすると、金儲けのチャンスがこんなに転がってるのに、ないがしろにしている意味が分かりません…。
その前からダメな点は色々あったんです。
いきなり、契約社員の男の子が辞めて行っちゃったり(当日に、「あ、僕、新しい仕事が決まって、今日が最終出社日なんで」って言って消えて行った。笑。)
ま、辞めた原因は分かりますけどね。明らかにパワハラです。
なので、彼が辞めて行ったとき、私は心の中で拍手を送りました。良かったね!と。笑。
もし、120時間の無給インターンシップは、意味があったの?…と聞かれたら、
まぁ、ゼロではない
と私は言うと思います。
ダーリン曰く、インターンしてから私の英語力は伸びた!と言うし(時期的な問題だとは思うんだけど)何よりも
このブログを書こうという行動に至ったのは、間違いなくインターンシップのお陰です。
私のインターンシップ先は、いわゆる出版社で、R25とホットペッパーを足して2で割ったようなことをしていました。
サンディエゴについての観光スポットやお得情報について紙媒体・WEBマガジンを発行していたんです。記事の内容は、いわゆるキュレーションサイトと変わらなくて、いろんなサイトから情報を引っ張ってきて、それをまとめて…というスタイル(私は、その記事を書いていました)
明らかに後発ビジネスでしたし、Webにいたっては、サイトのデザインもいまいちなのに、1件の記事掲載に対して、企業に$195も請求していて、さらにそれに対して、お金を払う企業がいることに、私はおったまげました。
その時に思ったんです。
私が日本人向けにサンディエゴの記事書いたら、これより絶対稼げるわ!って。笑。
そして、私のダーリンはゆくゆくは、観光のビジネスを立ち上げたいと言うのが夢なので、いつかはこのブログ内でそういう情報も発信して行きたいなというのが、今の私の夢でもあります。
ま、どうなるか分かりませんけどね。笑。
それでは、今回はこの辺で。
ばいっ!!