30歳からのサンディエゴ

UCSD(カリフォルニア大学サンディエゴ校)ExtensionのELIコース→Business Management Programを修了→OPT→現地で就職した三十路です。San Diegoでの生活、ClassやProgramについて、ついでにアメリカ人のダーリンとのことについても書いていく予定。 記事の執筆依頼・お問い合わせはこちらからどうぞ→swell85.3diego@gmail.com

どれぐらいの英語力があれば映画は字幕無しで楽しめるのか

「楽しめる」と書いたのは、

 

「理解する」のと「楽しむ」は違うと思うからです。

 

例えば、日本であっても不動産の購入とかの入り組んだ話は「理解」していないとお話しにならないですよね?

 

でも、友達の会話とか映画とかそういうものって

 

楽しむ

 

ものだと思うんですよね。

 

それに、『英語をぜんぶ理解してやろう!』っていうのは、かなり無理があって、それを短期間にやろうとすると「鬱病」的な精神状態になりかねないと思います。

 

だって、絶対無理だもん。

 

やろうとして砕け散った人がココに居ますから、本当です。笑。

 

さて。そんなこんなで、映画を字幕無しで見てやるぜ!と意気込んでいた私が最初に買ったのが

 

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モンスターズインクの続編、モンスターズユニバーシティです!日本でもとっくの昔に公開されていましたが、私は見ていなかったのと、Best Buyでお得価格だったので購入しました。

 

この時は、アニメなら分かるかなって思ったんですね。笑。

 

ところがどっこい、アニメでも(英語が)分からなくて、

 

「英語を聞きながら、英語の字幕を目で追っかける」(たまに巻き戻す)というワケわからない状態になりました。笑。

 

ここで、精神的にグッタリとなった私は、そっとDVDをしまい込み、「映画」に関しては、記憶の彼方に葬り去りました。

 

まぁ、私には、すっかりトラウマとなったわけです。

 

そんな私がダーリンに映画デートに誘われたのは、私がアメリカに来てからちょうど4ヶ月目のとき。

 

日本でも話題になった、アメリカンスナイパーを見に行くことになりました。

 

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このとき、私は、ググって、ざっとあらすじを頭の中に叩き込みました

 

昔の私だったら、このCheating(カンニング)な行為に自分で自分自身が許せないでしょうけど、この時の私の目的は、

 

ダーリンと一緒に映画を楽しむこと。

 

映画を「理解しよう(一言一句漏らさん!)」というスタンスから「楽しもう」というスタンスに我ながら華麗にシフトチェンジ。

 

結果、

 

楽しかった♪

 

※映画自体は楽しいというか感動するストーリーなのですが。

 

あらすじが頭の中に入っているので、全部聞き取れなかったとしても映画の内容が掴めるんです。

 

しかも、初めてのアメリカの映画館。本当にみんな上映中に「イェーイ」とか笑い声を出したりするんだ!とかそんなことも新鮮でした。笑。

 

ただ、この時点で、私はダーリンと

 

観賞後にお互い感想を言い合うということが出来ませんでした。涙。

 

映画を二人で見に行った時の楽しさって、映画館を出た後にあのシーンはああだった、こうだったとか話したりすることだと思うんですよね。

 

この時の私の英語力では、それが出来なくて、それが次の目標になりました。

 

そして、次に見に行ったのが、アカデミー賞も取った

 

バードマン

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です。

 

アカデミー賞の発表中に見に行きました。笑。

 

この時もざっとストーリーは頭の中に入れていたんですが、話が入り組んでてですね…ストーリーを頭の中に入れていても、ほとんど意味が無い状態でした…。

 

しかも、こちらは字幕も無いから集中して効いてる訳です。

 

そんな私に、バードマンは

 

「Fuck」の集中砲火を浴びせてきました…。

 

まぁ、ものすごい回数のFuckでしたよ。

 

私、このFuckという言葉が大嫌いです。好きな人なんて、そもそも居ないと思いますけど。

 

よく言われますが、このFuckを日本語に訳すことは出来ないと思うんです。表す言葉がそもそも存在しない。

 

この間、そんな話を美容師さん(日本人・アメリカ在住)としていて、

 

Fuckという言葉は、こちら(言われた側)のエネルギーを奪って行くような言葉

 

という結論に落ち着きました。

 

ダーリンは滅多に使わなくて、私が覚えている限りでは、車の底を縁石に当てちゃった時に、「Fuck!」って言ってたぐらい。

 

とりあえず、この単語はネイティブ以外が使っていると、

 

超絶ダサい

 

ので、絶対に使わない方が良いと思います…。よくネイティブが映画とかで「Fuck!」とか言ってる場面では、「Shit!」と置き換えて言うことが出来ます。

 

「Shit」も決して良い言葉ではありませんが、Fuckよりはマシです。

 

まぁ、汚い言葉は使わないに限りますね。笑。

 

話が逸れました。

 

アカデミー賞の作品賞を取った映画ではあるものの、上映中に何人も人が出てっちゃったり(こちらの人は、映画がつまらないと普通に上映中に立ち去ります。笑。日本より、映画の金額も安いですからね)ダーリンの好みでもなかったようで、この時も特に感想を言い合うことも無く終わりました。

 

ダーリン:なんか、途中で人が出てっちゃってたね

 

私:すごい数のFuckだったからじゃない?

 

↑こんな感じの会話で終了。笑。

 

気を取り直して、それから1週間後に見に行ったのが、

 

Kingsman

 

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です。これは、本当に面白かった!アクション映画なので、話の展開もとても軽快です。

 

日本でも公開されるのかな…?もし公開されるとしたら、是非見て欲しい!

 

実はこの映画は、日本未公開だったので、そもそもググっても情報が無く…

 

でも、アメリカンスナイパーを見に行った時にStorytailorを見ていたので、なんとなーくの主要シーンは抑えられていたんです。しかも、アクション映画なので、とりあえず、

 

どちらが悪でどちらが正義なのか分かっていれば話の展開が分かる

 

んですよね。非ネイティブにとっって、アクション映画は内容を追っかけやすくてとっても良いと思いました。

 

で、この時、初めて映画を見終わった後にダーリンとの会話も盛り上がったんです!(お互い、この映画が好みだったってこともあるんでしょうけど)

 

3本目の映画にして、ようやく映画館で映画を楽しむ&感想を言い合うことに成功しました!

 

個人差があるので、一概には言えませんが、アメリカに4-5ヶ月滞在していると、

 

映画は字幕なしで楽しめる程度になる

 

と思います。

 

そう考えると、3ヶ月の語学留学は期間としては、すごーく微妙なところだなと思いました。

 

個人的な意見ですが、振り返ってみると、

 

耳が慣れてきたなと自分で感じられたのが、3ヶ月目を過ぎたとき

 

だったんですね。その後、耳が慣れたので、ようやく口から英語が出てくるようになりましたもん。(要は英語が聞き取れるようになる→同じシーンに直面した時に、その台詞をそっくりそのまま自分のものに出来るようになる)

 

中途半端に時間とお金を「留学」につぎ込むよりは、できれば、最低でも半年は滞在した方が、英語をモノには出来るのかなと思いました。

 

アメリカの映画は安いですし、上映中も面白いところはみんなで笑ったりするので、一体感があって楽しいですよ!アメリカに行く機会のある方は、ぜひ行ってみてください。

 

では、この辺で。

 

ばいっ!!